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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

乳癌検診の実際(3)
北海道の地域特殊性からみた乳癌検診の現状と問題点

岡崎  稔 1)

岡崎  亮 1)

平田 公一 1)

成松 英明 2)

岡崎  裕 3)

浅石 和昭 4)

田村 浩一 5)

札幌医科大学第一外科 1)  
札幌医科大学病院病理部 2)
新札幌乳腺クリニック 3)
札幌ことに乳腺クリニック 4)
北海道対がん協会 5)

 北海道は広域で乳腺診療施設も都市に集中していることから、患者の受診は地理的、経済的にも容易ではない。この地域特殊性を考慮し、乳癌集団検診の一次検診の場に二次検診としてマンモグラフィや穿刺吸引細胞診を導入した出張方式による検診を行ってきた。過去15年間の検診の結果、149例の乳癌を検出した(検出率0.15%)。初回受診者における乳癌検出率は0.24%、繰返し受診者のそれは0.10%と高く、中間期乳癌は8例であった。
検出乳癌は外来受診乳癌に比し早期例が多く、特に自覚症状のない“検診発見乳癌”では77.5%が早期乳癌であった。
本道の地域特殊性からみた乳癌検診の現状を述べるとともに、教室の検診成績をもとに問題点を考察した。検診の充実と拡大を推進するために、一次検診にマンモグラフィなど画像診断法の適切な導入が早期に望まれる。

 


Key words : 集団検診、マンモグラフィ、穿刺吸引細胞診

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