乳癌集団検診におけるマンモグラフィの正診度を検討するため、旭川がん検診センターで発見された乳癌267例のマンモグラフィ所見をretrospectiveに解析した。われわれは1次検診の段階で、視触診とその所見をもとにマンモグラフィ、超音波検査、針生検を施行している。マンモグラフィ上、癌を確診できた陽性例は172例(64.4%)、癌を疑う所見を得た偽陽性例は58例(21.7%)、陰性例は37例(13.9%)であった。50歳以下の症例は有意に陽性率が低く(p<0.05%)、腫瘤最大径が20mm以下の群も陽性率が低い傾向にあった。また、偽陽性所見は正常または良性疾患例にも認め、癌に特異的な所見ではなかった。現行のマンモグラフィの精度では、マンモグラフィのみで1次検診を行うとすると癌を見逃す危険性あり、検診は視触診を行い、所見を認めた例に対し、必要に応じてマンモグラフィ、超音波検査、生検を行うべきと考えられた。
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