宮城県対がん協会では、1977年以来乳癌の集団検診を行ってきた。当初から早期癌の診断を目的として視触診に加えて乳頭分泌物の検索をスクリーニングに取り入れてきた。全体の乳癌発見率は0.1%と他の報告と差はなかったが、T0乳癌の40%は分泌物が唯一の症状であり、早期癌の診断における分泌物検査の有効性が示唆された。
その後さらに検診の制度を向上させる目的で、1989年以来集検のスクリーニングにマンモグラフィを導入する試みを開始した。50歳以上の受検者で触診にマンモグラフィを併用した群では、乳癌発見率が0.28%で対照の視触診のみの群の0.09%に対して有意に高い発見率を示し、その有効性が強く示唆された。
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