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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

中間期乳癌(1)

問診視触診による乳癌集団検診における中間期乳癌の特徴

田口 哲也 1)

太田  潤 2)

堀野 俊男 3)

坂田 哲啓 1)

宮本 峯豪 1)

中本 博士 1)

井上 共生 1)

芝  英一 1)

高井新一郎 1)

田口 鐵男 4)

大阪大学医学部腫瘍外科 1)
阪和住吉総合病院 2)
堀野医院 3)
がん薬物療法研究所 4)


 大阪府がん登録と照合して問診視触診による乳癌集団検診(集検)受検者の中から中間期乳癌と集検発見乳癌を割り出し、臨床、病理および予後について比較検討した。1981年から1988年までの受験者15.385人中、中間期乳癌は15人(0.1%)、集検発見乳癌は37人(0.24%)であった。
 問診事項では、しこり自覚の有無が中間期乳癌と集検発見乳癌を分ける重要な項目であり、受検者の自己検診による正しい自覚の必要性が示唆された。
 臨床所見・画像診断・病期・病理組織診には中間期乳癌と集検発見乳癌の間に有意差を認めなかった。また、同時期の外来発見乳癌とも差を認めなかった。
 累積生存率では中間乳癌、集検発見乳癌、外来発見乳癌の間には差はなかったが、集検後1年以内の中間期乳癌により集権後1年から2年の間に発見された中間期乳癌は予後不良で、問診視触診による乳癌集検では毎年の受検を奨めることが望ましいと考えられた。


Key words : 問診視触診、乳癌集団検診、中間期乳癌、がん登録

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