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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

中間期乳癌(2)

マンモグラフィ併用検診における中間期乳癌
―視触診による検診との比較―

大貫 幸二 1,2)

大内 憲明 2)

吉田 弘一 2)

木村 道夫 2)

大内 明夫 2)

椎葉 健一 2)

横田 憲一 2)

松野 正紀 2)

東北大学医学部第2外科 1)
宮城県対がん協会 2)


 1989年より50歳以上女性23.783人に対して、視触診とマンモグラフィ一方向撮影を併用した乳癌の集団検診を行った(検診間隔は2年)。1994年3月までに797人(3.35%)が要精検となり、54人(発見率0.22%)の乳癌患者が発見され、中間期乳癌は3人登録された。3例の内訳は、検診後7ヶ月に診断されたStagea症例と、検診後20ヶ月と23ヶ月目にそれぞれ診断されたStage症例えあった。
 検診後1年以内の中間期乳癌を検診の偽陰性と定義すると、偽陰性例は1例のみで、併用検診の感度は98.2%、特異度は96.9%、陽性予知度は6.7%であった。
 一方、同時期の視触診のみの検診を受けた50歳以上の女性は82.568人で、3,551人(4.30%)が要精検となり、82人(発見率0.10%)の乳癌患者が発見された。1年以内の中間期乳癌(偽陰性例)は14人であり、感度85.4%、特異度95.8%、陽性予知度2.3%であった。
 以上より、視触診にマンモグラフィを併用することにより、中間期乳癌が減少し、より精度の高い検診が行われることが示された。


Key words : 乳癌、集団検診、中間期乳癌、マンモグラフィ、感度、特異度

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