検診後2年の間に、検診以外の手段により発見された中間期乳癌の発生要因として考えられることは、最終検診時に所見を見逃した場合と検診後の短期間に乳癌が臨床的に顕性化した場合である。前者が主な理由であれば、中間期乳癌には臨床診断の困難であったものが多く含まれることになり、後者であれば中間期乳癌には増殖性の高い腫瘍細胞からなるものが多いこととなる。今回、われわれは以上の2つの推論を踏まえて、中間期乳癌26例を中間期乳癌以外の544例と対比・検討し、中間期乳癌の特徴を明らかにした。その結果、中間期乳癌は集検発見乳癌、外来発見乳癌と比べて、
60歳以上の症例が少ない。
腫瘍細胞の核分裂像頻度が高いものが多い。
c-erbB‐2蛋白発現陽性例の割合が多い。そして、
中間期乳癌のn因子は二峰性を示した。
以上から、中間期乳癌には見逃しの例の混在も考えられるが、主として、増殖性の高い乳癌が多いと思われた。
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