1973年から1994年の間に行った乳癌集団検診を受け、その後2年以内に自己発見で確定した中間期乳癌104例について、その特徴を検討した。104例中39例(37.5%)は見落とし例と思われた。中間期乳癌の約半数は自己検診で発見しており、その早期発見率は66.7%と良好であった。全体としては同期間の検診発見乳癌の早期率と同じ54.8%であった。また、検診と無関係な一般外来発見乳癌と年齢、病期を合わせた1:1のマッティングテストを行った。中間期乳癌は対象と比較してリンパ節転移率がやや高く、充実腺管癌がやや多くみられたが、有意差は見られなかった。平均経過観察期間93ヶ月で予後に差みられなかった。
以上のことから、中間期乳癌にrapid growingな症例が含まれているとしてもその頻度は軽微であり、統計的には間違いにならないものである。
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