1992年8月より1996年2月までに乳房温存療法を施行した微細石灰化像を示す乳癌は37例であり、これらをマンモグラフィ上の石灰化形態により線状型と顆粒型に分類し、組織学的検索、EIC、断端陽性率、健存率について検討を加えた。線状型はnon-comedo typeに比べ、有意にcomedo typeに多く認められた(p<0.01)。また、組織学的石灰化を壊死型と砂粒腫型に分類したところ、壊死型がnon-comedo typeに比べ、有意にcomedo typeに多く認められた(p<0.01)。EICと切除断端の陽性率は線状型が多かったが、有意差はみられなかった。また、顆粒型においても断端陽性率は高率に認められた。しかし、いずれの型においても現在まで局所再発、遠隔転移は認めていない。マンモグラフィにおける石灰化を示す症例では、広範囲に乳管内進展を示しており、切除範囲を拡大し適切な放射線内分泌療法を施行するなどの対処が必要である。
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