乳がん検診においてマンモグラフィの導入が検討されている昨今、撮影装置ならびに自動現像機等を含めた機器管理は、安定した画質の提供とうことにおいて非常に重要になってきている。そこでわれわれは群馬県内の乳房撮影装置14台についてAmerican
College of Radiology(以下ACR)のQuality Control Manualに基づいて、いくつかの調査・測定を行った。項目はAECの性能評価、RMI−156ファントムの画像評価、解像力チャートによる分解能測定、半価層測定、乳房入射線量ならびに平均乳腺吸収線量の測定などである。
AECの評価についてはアクリル板の厚みを変えフィルム濃度を測定したが、1台の装置で最大の濃度差は0.71。また、同じアクリル厚で装置毎の濃度を比較すると、1.0以上の差があった。ファントム画像はACRの基準に合致するのは64.3%。分解能については装置の焦点サイズの小さいものが評価が良かったが、同一機種においてもかなり差があった。平均乳腺吸収線量は、Gridありで3mGy以下、なしで1mGy以下のACRの基準に合致しないのが1台あった。平均はGridあり1.23mGy、Gridなし0.94mGyであった。
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