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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

乳癌検診における細胞診(1)

乳癌検診における乳頭分泌細胞診

古賀 稔啓 1)

青山 祐子 1)

弥永  浩 1)

管  記博 1)

白水 和雄 1)

杉島 節夫 2)

横山 俊朗 2)

吉田 友子 2)

久留米大学医学部第1外科 1)
久留米大学病院病理部 2)


 乳癌検診の課題は、早期乳癌を発見することである。現在、乳癌検診は視触診および分泌細胞診を行っている。1989年〜95年までに乳頭分泌細胞診385例を経験し、そのうち病理組織学的に検討できた84例について検討したので報告する。乳癌症例は、Class58例中8例(13.8%),Class13例中4例(30.8%),Class11例中11例(100%)であった。これらの分泌細胞診の診断能は、sensitivity 66.7%、specificity 83.1% accuracy 78.3%であった。また、同時に行った乳頭分泌に対する潜血反応の診断能は、sensitivity 100%,specificity 44.8%, accuracyは68.3%であった。また、84例中24例が乳癌症例で、T0症例を5例認め、これらは分泌細胞診全例陽性であった。乳汁分泌を主訴に来院し、視触診、超音波、マンモグラフィに精査にて発見できた症例が19例あった。乳癌検診において視触診が中心である現在、それの簡便な補助的診断として分泌細胞診は、正診率は劣るものの乳汁分泌を契機として発見できるT0症例を引き上げるには重要な方法と考える。


 


Key words : 乳癌検診、乳頭分泌細胞診、T0乳癌

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