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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

40歳代の乳癌検診のmodalityをどうするか(1)

49歳以下のマンモグラフィ検診による死亡リスク減少効果
―欧米における臨床試験のレビュー―

大内 憲明 1)

飯沼  武 2)

森本 忠興 3)

大貫 幸二 1)

黒石 哲生 4)

東北大学医学部第2外科 1)
埼玉工業大学基礎工学 2)
徳島大学医療技術短期大学部 3)
愛知県がんセンター疫学部 4)


 欧米ではマンモグラフィを用いた乳癌検診が一般的であり、RCTと症例対照研究により50歳以上では有効であると言えるが、49歳以下についての有効性評価は定まっていない。
 今回、欧米で実施された主なRCTと症例対照研究を、とくに49歳以下に絞ってレビューし、マンモグラフィ検診による死亡リスク減少効果について検討を加えた。40〜49歳における死亡リスク減少効果は7つのRCTの平均で18%とある程度の有効性は期待されるが、50歳以上に比して限界があるといわざるを得ない。ただし、スウェーデンの最近の研究報告では23%の死亡リスク減少効果が認められており、有効性が強く示唆される。
 わが国では現在、マンモグラフィの導入について検討が重ねられているが、49歳以下への導入については、50歳以上に比較して、乳腺実質による乳癌発見感度の低下、累積検診による被曝リスクの上昇を考慮しなければならない。しかし、40歳代の乳癌罹患率ならびに死亡率は高いことから、今後、49歳以下女性に対するマンモグラフィ検診の有効性評価が欠かせない。


Key words : breast cancer screening, effectiveness, mammography, mortality, reduction

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