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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

40歳代の乳癌検診のmodalityをどうするか(3)

40歳代のマンモグラフィの検討

新井 敏子 1)

武井 宏行 2)

磯  昌宏 3)

町田 利彦 4)

星野欽一郎 5)

南雲 堯生 6)

角田 尚士 7)

社会保険群馬中央総合病院 1)
群馬大学医学部附属病院 2)
桐生厚生総合病院 3)
群馬県立がんセンター 4)
群馬県立小児医療センター 5)
公立藤岡総合病院 6)、
大戸診療所 7)


 乳癌の罹患率の最も高い年代である40歳代の乳癌検診において、現行の視触診に加えマンモグラフィを併用することにより、乳癌の発見率を高めることができると考えるが、そのためにはより質の高いマンモグラムが要求される。そこでわれわれは、会員の所属する4施設の40歳代の乳癌患者52名(うち両側乳癌2名、全54症例)のマンモグラムについて病変の描出能について検討を加えた。
 54症例のうち、denseと思われる乳房は31で、このうち2cm以下の乳癌症例が14例あり、13例がマンモグラフィで描出されていた。また、54症例のうち、超音波検査を同時に行った33症例では、それぞれ1例ずつ描出されていなかった。マンモグラフィで見えなかったものは、1.7cmの大きさの乳癌で、乳腺と重なったために判別不能となっていた。また、超音波で描出されなかったものは2.5cmの大きさの乳癌で、マンモグラフィでは腫瘤影の判別はできないものの、無数の微小石灰化像で乳癌の判別ができたものである。以上のことより、40歳代の乳癌症例において、その描出能にマンモグラフィが超音波検査に劣ることはなかった。しかし、dense breastの画像においては写真のコントラストや濃度など至適観察域が狭くなり、撮影上のむずかしさもあるため、検診においてマンモグラフィを併用するにあたっては、装置、撮影システム、撮影技術など、適正な精度管理が行われ、highqualityマンモグラムが提供されることが肝要であると思われる。


Key words : 乳癌検診、マンモグラフィ、超音波検査、精度管理

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