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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

40歳代の乳癌検診のmodalityをどうするか(6

40歳代の乳癌一次検診における超音波検査の有用性

阿部 文子

中込 誠

大須賀由美子

小倉 正幸

平山 現生

辻 浩史

玉城 繁

北浜 博之

山中 昭良

江戸川区医師会医療検査センター


 江戸川区では30歳以上の女性を対象に、公費無料乳癌一次検診として超音波検査士によるリアルタイム方式の超音波検査(以下、US)を全例に施行している。最近5年間の成績をもとにして40歳代を中心に検討した。5年間の総受診者は26,042名で、40歳代では8,988名(34.5%)であった。乳癌は144名で乳癌発見率0.55%であった。その内訳は30歳代8名(5.6%)、40歳代61名(42.4%)、50歳代40名(27.8%)、60歳代29名(20.1%)、70歳以上6名(4.2%)で、40歳代がもっとも多かった。40歳代の乳癌発見率は0.68%の高い検出率で、早期乳癌率は59.0%であった。乳癌が増加傾向にある現状においては若年層の早期乳癌を発見することが重要である。USは受診者に苦痛を与えることもなく、また装置の簡便性から普及率も高く、超音波検査士も年々増加してきた。これらの状況から、40歳代の乳癌一次検診には高い検出率を示すUSを年に1度超音波検査士が施行することがきわめて有用であると考えられた。


Key words : リアルタイム超音波検査、超音波検査士、40歳代、乳癌一次検診

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