徳島県ではマンモグラフィを併用した乳癌健診を行っている。平成4年10月から平成8年3月までの受診者は2,500名であり、その中から15例(0.6%)の乳癌が発見された。そのうち14例がマンモグラフィで描出されており、早期乳癌は12例であった。
平成4年度から平成6年度までは対象を原則として50歳以上としたのに対し、平成7年度からは40歳以上とした。このためマンモグラフィ像のWolfe分類でP2・DY対象者に対応するために、高コントラストタイプのフィルムを使用し、フィルム濃度の変更等を行った。その結果、平成4年度から平成6年度と平成7年度のみの40歳代の乳腺実質分類を比較すると、DYの頻度が14.3%から7.9%と減少した。また平成7年度の受診者929名のうち、40歳代のマンモグラフィ像の63.9%がP2に分類された。40歳代のマンモグラフィ導入時には比較的乳腺密度の高いP2での腫瘤陰影の描出が重要であり、より高い精度が要求されることがわかった。
さらにMLO、CCのマンモグラフィ像の検討から、乳腺組織が限局的高密度を呈する部分は中央部、または中央から外側上部にかけて分布することが多かった。したがって、ポジショニングに際し、フォトタイマー受光部の位置はMLOでは中央部を含めやや上部に、CCでは中央部を含めやや外側が適当と思われた。
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