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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

乳癌検診の実際からみた検診効果(4)
マンモグラフィを導入した茨城県の乳癌検診の結果と問題点

植木 浜一 1)

田枝 督教 1)

角田 博子 2)

東野 英利 3)

村上  穆 4)

国立水戸病院外科 1)
きぬ医師会病院放射線科 2)
筑波記念病院放射線科 3)
茨城県総合健診協会 4)

 茨城県においては、平成6年度よりマンモグラフィ検診を乳癌検診に導入した。平成6年度はモデル事業として、平成7年度からは事業化され、これを希望する17市町村で出張検診の形で行われた。平成7年度実績は、視触診のみの受診者も含めた総受診者数31,813名で、3,990名でマンモグラフィ併用検診が行われた。マンモグラフィ健診のみの要精検率は3.9%であり、癌発見率は0.28%、早期癌比率は72.7%であった。平成8年度実績は、総受診者数は32,273名で、5,645名にマンモグラフィ併用検診が行われた。要精検率は3.0%であり、癌発見率は0.23%で、早期癌比率は69.2%であった。視触診検診の受診者が横ばいなのに対して、マンモグラフィ検診の受診者は増加し、検診精度も向上していると思われた。
しかし、茨城県において癌登場による乳癌の年代別罹患率は40歳代が最も高い。さらに年代別の受診者でみても40歳代の受診者が最も多いので、現在の乳癌検診システムである視触診のみの検診では、要精検率5.3%で癌発見率0.05%の最も精度の低い検診を受けることになり、大きな問題である。この年代にもマンモグラフィを含めた画像診断の導入が必要である。

 


Key words :乳癌検診、視触診、マンモグラフィ、年代別受診者

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