中間期乳癌として診断されたT2粘液癌の2例を報告した。検診からしこり自覚までの 期間は14ヶ月と5ヶ月であった。1例は検診時にマンモグラフィを施行しており、異常がないことが確認されている。粘液癌は粘液産生を特徴とする癌であり膨張性に発育すると考えられており、中間期乳癌として発見されることも妥当と考えられる。本症例の画像診断として、マンモグラムで限局型の腫瘤陰影を呈し、エコーグラムでは等ないし低エコーの限局した腫瘤像で両側方陰影を認め後面エコーが増強するなど、粘液癌を強く疑わせる所見であった。細胞診でも粘液癌の診断が可能であり、2例とも乳房温存手術が可能であった。
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