マンモグラフィを導入した乳癌検診が実施された場合の読影医の充足度を知るため アンケート調査を実施した。
アンケートは日本乳癌検診学会・日本医学放射線学会・日本乳癌学会・日本産婦人科学会 および日本母性保護産婦人科医会の協力を得て、3,925名から回収することができた(産婦人科医1,488名、外科医1,292名、放射線科医1,014名およびその他・不明131名)。
自己評価による経験別では、産婦人科医ではまったく読影経験がない群が82%と多数を占め、外科医は十分な読影経験はあるが指導はできないとする群が、放射線科医は経験は少ないとする群が多かった。読影協力の意志は2,576名(65.7%)に確認されたが、そのうち十分な読影経験を持つものは882名であった。50歳以上69歳以下の婦人の30%が2年に1回マンモグラフィ検診を受診すると仮定した場合、受診者は毎年約240万人である。習熟した読影医が1時間に100人分のマンモグラムを月に1回2時間読影すると仮定した場合、読影医は2,000人、月に2回読影するとした場合には1,000人が必要であり、現在のところ、読影協力の意志のある医師は充足しているが、読影水準を満たした医師は不足することが明らかとなった。しかし、マンモグラム読影法の講習受講希望者は2.941名(約75%)にのぼっており、マンモグラムの教育法を確立し、読影医の養成を行うことができればこれに対応できることが判明した。
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