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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

乳癌検出方法の年齢別検討
―40歳代の乳癌検診を考える第一歩として―

角田 博子 1)

東野英利子 2)

植野  映 3)

相吉 悠治 3)

八代  享3)

原  尚人 3)

森島  勇 1)

板井 悠二 3)

きぬ医師会病院 1)
筑波記念病院 2)
筑波大学臨床医学系3)


 40歳代乳癌検診の方法について考える第一歩として、実際に乳癌がいかなる方法で検出されているかを年齢別に検討した。筑波大学附属病院あるいはきぬ医師会病院において視触診、マンモグラフィ(MMG)、超音波(US)の三者がすべて行われた最近2年間の乳癌症例135例を対象とした。年齢別内訳は40歳代が43例31.8%、50歳以上は71例52.6%であった。50歳代以上の症例では、現在考案されている視触診+MMGの組み合せによって1例を除くすべての症例が検出可能であった。40歳代では、視触診+MMGではおよそ9割が検出されていた。検診の目標と考えられるT1乳癌についても、50歳以上を対象にした場合、視触診+MMGでも視触診+USでも1例を除くすべてが検出され、現在考案されている方法の裏づけを得ることができた。しかし、40歳代を対象とした場合、視触診+MMGではその検出率は8割に届かず、USでは全例が検出可能であった。今回の検討では検出能力のみを検討しており、この結果から即、検査方法を選択できうるとは考えていない。しかし、40歳代については、視触診にMMGを加えても見落とす癌は少なくなく、今後、年齢別の柔軟な検討が必要であると考えられた。


Key words : 乳癌、乳癌検診、年齢別検討、マンモグラフィ、乳房超音波検査

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