• メニュー
  • TOP
  • 入会案内
  • 各種変更届
  • 概要
  • 会告
  • 学会誌
  • 乳がんコンテンツ
  • リンク
乳房超音波講習会
マンモグラフィ講習会

学会誌バックナンバー一覧

  • 第7巻第3号の目次へ
  • 目次へ戻る
  • 学会誌一覧
  • 学会誌バックナンバーへ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

切除標本軟線撮影による微細石灰化像の検討

石栗 一男 1)

土谷 弘光 1)

腰塚 慎二 1)

大塚 忠義 1)

藤間 英雄 1)

黒住 昌史 2)

吉田  崇 3)

竹尾  健 3)

末益 公人 3)

東  靖宏 3)

埼玉県立がんセンター放射線診断部 1)
同臨床病理部 2)
同乳腺外科 3)


 埼玉県立がんセンターでは、従来から石灰化像の形状、集簇性、総数、配列などを考慮して良悪性の診断を行ってきた。しかし、実際には、これらの基準で正確に癌と診断することは困難であり、診断に苦慮する症例が多くみられた。そのため、われわれは切除標本の軟線撮影像を用い、当センターにおける従来の判定基準の検証と新たな判定基準の作成を試みた。その結果、以下の改善方法により判定した場合、従来法よりも精度が高まると考えられた。

1)

石灰化の形状による判定では、鋳型状の石灰化を認めた場合は悪性、顆粒状、砕石状は境界領域とし、その他は形状的には良性石灰化の所見と判定する。

2)

石灰化の集簇性、総数は判定材料とすることは困難である。

3)

石灰化の線状配列は悪性で高頻度である。

4)

石灰化の濃度と大小不同は、従来法では判定材料とすることが困難である。今後は、それぞれの平均値と標準偏差などの定量化が必要である。

5)

石灰化の分布形状では、不整形になるに従い悪性の頻度が高くなる。また、長径・短径比で2以上を示すものも悪性の頻度が高い。

6)

石灰化背景乳腺組織の変化では、背景乳腺組織のX線吸収の増加が明瞭なものは悪性の頻度が高い。そのため、石灰化巣の分析のみにとらわれず、石灰化周囲の乳腺組織の変化に注意する必要がある。



Key words : マンモグラフィ、微細石灰化、切除標本軟線撮影

  • 第7巻第3号の目次へ
  • 目次へ戻る
  • 学会誌一覧
  • 学会誌バックナンバーへ