昭和63年に施設検診としてスタートした熊本市乳がん検診における10年間の成績を検討した。受診者数はのべ87,230名であり、うち4,104名(4.7%)が要精検と判定された。発見乳癌数は計273例であり、これは検診受診者総数の0.31%にあたり、熊本市を除く市町村を対象とした出張検診方式の熊本県乳がん検診(0.04%)より著しく高い。発見乳癌を病期別に分類すると、 期と 期の割合は222名(81.3%)であり、これは熊本県乳がん検診における 期・ 期の割合(90.4%)より低く、熊本大学附属病院第2外科の一般外来を受診して発見された 期・ 期乳癌患者の割合(74.3%)より高い。熊本市乳癌検診には、従来から指摘されている外来患者の混入があることが示唆された。
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