当院併設健診センターでは、1990年4月より半日ドック検診の一環として乳癌検診を行っている。1990年11月より一部受診者に、92年4月より全面的にスクリーニングとしてマンモグラフィを併用した。1998年6月までのマンモグラフィ併用乳癌検診受診者は延べ15,928人で、発見乳癌は42例(43乳房)、発見率は0.26%であった。Stage別頻度はTis:5例、Stage−0:10例(11乳房)、 :13例、 :11例、 a、 b、 それぞれ1例で、早期癌は28例(29乳房、67.4%)であった。40歳代では19例(20乳房)中14例(15乳房、75%)が早期癌であった。
検診発見乳癌のうち当院外科で手術を行った25例(26乳房)と、同期間に外来で発見し、手術を行った91例(92乳房)の比較では、早期癌比率、76.9%対47.8%(p<0.01)、Tis+T0の比率、38.5%対12.0%(p<0.002)、リンパ節転移陽性比率、12.5%対40.7%(p<0.02)と有意差がみられた。乳房温存術は45.5%対34.2%、3年生存率は検診群100%、外来群75.5%であった。
職域検診の性格から、受診者の主体は30、40、50歳代中心の比較的若い世代であった。
40歳代でもマンモグラフィ併用検診が早期乳癌を発見する上で有用であることが示唆された。
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