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| ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム |
| 乳癌検診の有効性の評価(6) |
| 視触診法による乳癌検診の死亡率減少効果に関する評価 |
| 辻 一郎 1) |
金村 政輝 1,2) | 大内 憲明
2) | | 武井 寛幸
3) | 横江 隆夫 4) |
鯉淵 幸夫 3) | |
大貫 幸二 2) | 深尾 彰
5) | 里見 進 2) |
| 久道 茂
1) | | |
| 東北大学医学部公衆衛生学 1)
同第2外科 2)
群馬大学医学部第2外科 3)
同救急医学
4)
山形大学医学部公衆衛生学 5) |
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視触診法によるわが国の乳癌検診の有効性を評価するため、従来の研究を総括するとともに、症例対照研究を実施した。従来の研究では、発見契機(検診発見と外来診断)別に乳癌症例の進行度と長期生存率を比較する研究が主に行われていた。その結果、外来例に比べて検診例では早期癌の割合が15%ポイント程度高かった。生存率の比較では、5年生存率は検診例で有意に高かったが、10年生存率に差はなく、早期発見による利得は長期的な生存率には反映されなかった。
宮城県と群馬県を対象に、93症例(乳癌死亡例)と375対照(年齢・居住地のマッチする生存例)との間で、症例の乳癌診断時点から遡って乳癌検診受診歴を調査し、症例対照研究を実施した。その結果、乳癌死亡に対する乳癌検診受診のオッズ比は0.93であり、視触診法検診による乳癌死亡率減少効果は証明されなかった。
今後、わが国の他地域での症例対照研究の追試が待たれるとともに、乳癌死亡を予防するための方策としてマンモグラフィの導入に関する早急な検討と対応が求められるものである。
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| Key words : 乳癌検診、視触診法、死亡率減少効果 |