昭和63年から平成8年度までの9年間に、長野県の乳癌集検で要精検とされて精検を受診した9,298例を、自覚症状の有無から2群に分けて比較検討した。自覚症状(+)群1,553例からは141例(9.1%)の乳癌が発見され、自覚症状(−)群7,745例中の122例(1.6%)より有意に多かった。触診をa(正常)からd(悪性)までの、a,b,c,dの4段階に分けると、両群ともにbが最も多く、dが少なかった。乳癌発見率はdが最も高く、診断が良性になるにつれて低くなる傾向がみられた。乳癌発見率はaからcまで(+)群のほうが(−)群より有意に高かった。超音波診断をUSI(正常)からUSV(悪性)までの5段階に分けると、両群ともにUSVが多く、US
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が少なかった。乳癌発見率はUS
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が最も高く、診断が良性になるにつれて低くなる傾向を示した。乳癌発見率はUS
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からUS
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まで(+)群の方が(−)群より有意に高かった。自覚症状(+)群からは(−)群より乳癌が多く発見されたが、その中には進行して予後が悪い症例が多い傾向がみられた。集検の意義を高めるためには、自覚症状を有する症例は集検ではなくて医療機関を受診するように啓蒙する必要があると考える。
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