| 
|
| ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム |
| マンモグラフィ併用検診導入にあたり解決すべき諸問題(1) |
マンモグラフィによる乳がん検診の
手引書(精度管理マニュアル)の提言と実践 |
| 大内 憲明 1) |
大貫 幸二 1) | 堀田 勝平
2) | |
| 東北大学大学院医学系研究科腫瘍外科学 1)
愛知県がんセンター放射線診断部 2) |
|
1998年、厚生省「がん検診の有効性評価に関する研究班」は、視触診による乳がん検診は、有効性を示す根拠は必ずしも十分でなく、マンモグラフィの導入に関して早急な対応が求められるとした。マンモグラフィは一般のX線検査に比べて高い品質管理が要求される検査であり、その基準を維持するには診療放射線技師の高い技術的知識と熟練が必要である。また、医師もマンモグラフィに関する知識の習得と診断精度の確かさが求められる。一方、マンモグラフィ検診の実施には、乳房X線撮影装置、撮影技術、読影診断に関する精度管理のみならず、受診者に対する十分な説明や経済評価、リスク効果分析など、多くの課題に直面する。
本邦において、マンモグラフィを乳がん検診に導入するにあたり、指針(ガイドライン)、実施機関の選定基準、実施方式、撮影法、読影と判定、講習プログラムなどを盛り込んだ「マンモグラフィによる乳がん検診の手引書(精度管理マニュアル)」を作成した。本稿ではこの手引書について提言し、その実践に向けて検討を加えた。
| |
| Key words :乳がん検診、マンモグラフィ、精度管理、マニュアル |