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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

マンモグラフィを用いた乳癌検診システムの確立のための画質調査

東田 善治 1)

萩原  明 2)

朝原 正喜 3)

今村 惠子 4)

寺田  央 5)

堀田 勝平 6)

鈴木 隆二 7)

加藤 二久 8)

畑田 俊和 9)

田中  勇 10)

野村 純恵 10)

王丸 明子 11)

大内 憲明 12)

九州大学医療技術短期大学部1)
神奈川県予防医学協会放射線技術部 2)
香川医科大学医学部附属病院放射線部 3)
聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 4)
元大阪警察病院放射線技術科 5)
愛知県がんセンター病院放射線診断部 6)
山形大学医学部附属病院放射線部 7)
東京都立保健科学大学放射線学科 8)
北九州市立医療センター放射線科 9)
博愛会病院放射線科 10)
福岡大学病院放射線部 11)
東北大学医学部第2外科 12)


 マンモグラフィを実施している施設の中から、全国104施設の画質調査を行った。調査はACR規格に準拠したファントム(RMI−156型)、蛍光ガラス線量計および調査用紙を各施設に送付し、ファントム画像(フィルム)、照射済み線量計、記入済み調査用紙を返送してもらう方式をとった。調査の目的は、撮影時の平均乳腺線量、画質の水準を把握することであるが、同時に撮影装置、読影機器、現像条件、フィルム−増感紙系などの選択についても調査を行った。送付されたファントム画像を4名の放射線技師で観察し、ファントム画像に含まれる模擬線維、石灰化および模擬腫瘤の検出について視覚評価を行った。各施設で撮影されたファントム画像(101施設)のうち、10点以上の合格基準に達したものは77施設(76.2%)、ほぼ合格基準のものが10施設(9.9%)であった。残り14施設(13.9%)の画質評価は9.25以下であり、このうちの3施設が6点台であり画質の面で問題があった。
 今回の調査結果か、これまでと比べると大きく改善した。高品質の画像を得るためには、適切な撮影器具や現像処理条件の選択あるいはマンモグラフィに関する教育を十分に行うことが重要である。


Key words : 乳房撮影、画質、全国調査

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