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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

乳癌検診における超音波検査の有所見率の検討

東野英利子 1)

井出早百合 2)

柴田喜美江 2)

鯨岡 結賀 3)

小関 暎子 2)

筑波大学臨床医学系 1)
筑波記念病院トータルヘルスプラザ 2)
筑波記念病院放射線科 3)


 超音波検査を乳癌検診に導入するには感度が高く、しかも普遍的な所見を要精査基準とする必要がある。そこですべての腫瘤性病変を取り上げた場合、どのような頻度になるかを調べることを目的とした。
 超音波検査を含む乳癌検診受診者200名において、超音波検査で嚢胞を含む腫瘤性病変が検出されたのは48例(24%)であった。内部エコーがないものを嚢胞と判定して除いても、20例(10%)は内部エコーを有する低エコー病変であった。病変の大きさは嚢胞では20mm以上の大きなものもあったが、低エコー病変では15mm以下の小さなもののみであった。すべての腫瘤性病変を要精査とした場合の24%、単純性嚢胞を除いた低エコー病変を要精査とした場合の10%は検診としては高すぎ、効率のよい検診とならない。そこで超音波検査を乳癌検診に用いるには、どのような所見のものを要精査とするかの基準を定める必要があると考えられた。


Key words : 乳癌、乳癌検診、超音波検査

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