視触診による集団検診で発見された乳癌の年齢層別特徴について検討した。1980年4月から1999年3月までに、群馬県での集検で乳癌と診断され群馬大学第2外科で治療した156例を対象とし、これらを40歳以下の若年群(29例)、41歳以上55歳以下の中年群(79例)、56歳以上の高年群(48例)の3群に分け比較検討した。
若・中・高年群おいて、 |
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検診時腫瘤自覚例の頻度はそれぞれ24%、34%、33%であった。 |
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二次精検時マンモグラフィで診断された非触知乳癌の頻度はそれぞれ20%、18%、2%であった(p<0.05)。 |
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非浸潤癌の頻度はそれぞれ23%、14%、2%であった(p<0.05)。 |
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10年生存率は若年群で最も良好な傾向を示した(NS)。 |
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以上より、若年群では、高年群に比べ非触知または非浸潤性乳癌が多く発見され、これらの多くは二次精検のマンモグラフィが診断に有用であった。また、若年群の集検では高年群に比べ視触診よりもマンモグラフィの方が早期癌発見率の向上に寄与すると考えられることから、40歳以下の若年期から視触診による検診とベースラインマンモグラフィを開始すべきと考える。
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