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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

マンモグラフィ精度管理のためのファントム画像においてみられた
アーチファクトの分析

田中 耕策 1)

萩原  明 1)

今村 惠子 2)

寺田  央 3)

朝原 正喜 4)

東田 善治 5)

鈴木 隆二 6)

加藤 二久 7)

堀田 勝平 8)

大内 憲明 9)

(財)神奈川県予防医学協会放射線技術部 1)
聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 2)
元大阪警察病院 3)
香川医科大学附属病院放射線部 4)
九州大学医療技術短期大学部 5)
山形大学附属病院放射線部 6)
東京都立保健科学大学放射線学科 7)
愛知県がんセンター放射線科 8)
東北大学医学部腫瘍外科 9)


 乳癌検診へのマンモグラフィ導入は2000年から具体化している。1997年度に行われた全国調査にて得られた104施設からファントム(RMI156型)画像を評価したが、画質は平均的には良好であったものの、アーチファクトが少なからず認められたため、その分析、検討を行った。検討したのは放射線科医1名、放射線技師2名、感材メーカー技術者1名である。「アーチファクトあり」と判定されたものは35施設(全体の34%)からの37画像であり、1画像中に複数のアーチファクトを認めたのが過半数(37画像中27画像)で合計75件であった。アーチファクトの発生原因のなかでは、現像処理の過程が45件(60%)(そのうち、ローラー関係が78%)、フィルムの取り扱いが11件(15%)が多く、撮影装置に起因するものは8件(約10%)であった。濃度が不均一となるアーチファクトは、低コントラストというマンモグラムの特性にとって大きな障害となる。撮影装置が仕様基準を満たしている場合においても、画質を常に厳しく観察することが、高品質なマンモグラムを得るために不可欠であると考える。


Key words : マンモグラフィ、乳癌検診、精度管理、アーチファクト

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