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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

開業医(医師会)が行う視触診検診へのマンモグラフィ導入の結果

大貫 幸二 1)

小泉  亮 1)

大内 憲明 1)

久道  茂 2)

松野 正紀 3)

千田 典男 4)

安田 恒人 5)

藤原 朋子 6)

石橋 和雄 6)

東北大学腫瘍外科 1)
東北大学公衆衛生 2)
東北大学消化器外科 3)
仙台市医師会 4)
宮城県医師会 5)
宮城県保健福祉部健康対策課 6)

 平成12年3月厚生省より、50歳以上にマンモグラフィ併用検診を実施することを原則とするという指針が通達された。現在各自治体の対応はさまざまである。平成10年度老人保健強化推進特別事業において、仙台市医師会が行う視触診検診へマンモグラフィが導入されたので、その検診精度と問題点について検討した。
 対象は、二施設同時併用方式を受診した2,285名。方法は、最初に市内1ヶ所の施設でマンモグラフィを撮影し、受診者はマンモグラフィを持って希望する開業医を受診、開業医はマンモグラフィを読影しながら視触診を行った。後日、マンモグラフィのダブルチェックを行った。全体の要精検率4.5%、視触診のみの要精検率は1.0%、発見乳癌数は7例で乳癌発見率は0.31%であった。乳癌7例中、開業医では4例を検出したのに対して、ダブルチェックでは全例指摘していた。発見乳癌7例中6例に自覚症状がなかった。臨床病期はTis期1例、期5例、期1例で(早期乳癌比率86%)、1例にリンパ節転移を認めた。中間期乳癌が5ヶ月後に1例報告された。検診の感度は87.5%、特異度は95.8%、陽性予知度は6.8%であった。
 開業医が行っている視触診検診に、同時併用検診方式と読影のダブルチェック体制を導入することによって、精度の高いマンモグラフィ併用検診が可能であると思われた。

 


Key words : 乳癌検診、開業医、マンモグラフィ、視触診

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