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| ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原 著 |
| マンモグラフィ用ファントム内テスト物質の写真コントラストの写真濃度依存性 |
| ―5装置にて撮影された画像について― |
| 今村 惠子 1) |
福田 護 2) | 加藤 善廣
3) | | 江原 範重
1) | 緒方 晴樹 2) |
稲田 陽一 4) | |
中島 康雄 1) | | |
| 聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 1)
同乳腺・内分泌外科 2)
聖マリアンナ医科大学病院画像診断センター
3)
同物理学教室 4) |
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近年、乳房撮影においては写真コントラストの改善を意図してより高い写真濃度で撮影が行われる傾向である。
本研究では濃度による写真コントラストの変化を知ることを目的として、5組の乳房撮影装置・現像系にて広い濃度範囲でファントム(RMI−156)の画像シリーズを得た。条件はMo/Mo、焦点サイズ0.3mm、28kV、MinR
2000/MinR 2000、現像時間90秒、現像温度32〜34.2℃。いずれの撮影も、アクリルディスクと周辺部分の濃度差に関して、画質の精度管理基準を満たしていた。画像はデジタル化し、校正曲線を用いてテスト物質の写真コントラストを算出した。
5つの画像シリーズについてほぼ一致する結果が得られ、濃度上昇に伴う写真コントラストの増加は被写体コントラストの高低に準じる傾向であった。また、特性曲線(文献値)に基づいて写真コントラストの濃度依存性を推定し、実測値と比較したところ、両者の相関係数は0.987(5シリーズの平均)であった。ベース濃度を1.2から1.4に上げた場合、0.02(目の識別能の限界かと思われる)以上の写真コントラスト増加を期待できるのは、ベース濃度1.2でのコントラストがほぼ0.14以上の物質(RMI−156では1番目の腫瘤以上のコントラストに相当)である。
以上から、乳腺組織との濃度差が少ない腫瘤の発見に対しては、画像のベース濃度を上げることの有効性は限定したものであり、乳腺含量の高い乳房の撮影において考慮すべき点であると考える。
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| Key words : マンモグラフィ、ファントム画像、写真濃度、写真コントラスト、特性曲線 |