MMG を併用した乳癌検診は死亡率減少効果を示すことが明らかにされた。そこで、医師会型MMG 併用乳癌検診を実施し、本検診方法の有用性について検討したので報告する。MMG 併用乳癌検診の実施方式は分離B方式で、40から70歳までの希望者を対象に行った。視・触診単独群における要精検率は3.2%で、74名中4例(5.4%)に乳癌が発見された。MMG 併用検診群の要精検率は24.1%で、317例中8例(2.5%)に乳癌が発見された。MMG カテゴリー別の乳癌発見率はカテゴリーで0.9%、カテゴリーで2.6%、カテゴリーで66.7%であった。検診発見乳癌の5/10例(50%)に乳房温存手術が選択された。視・触診法単独群では非浸潤癌の発見例はなく、病期・期の発見例も25.0%であった。MMG 併用群では非浸潤癌12.5%、病期・期例50%であり、初期、早期例の発見にはMMG 併用検診の方が視・触診法単独よりも優れていた。したがって、視・触診にMMG を併用する乳癌検診法は視・触診法単独に比較し、より初期、早期乳癌の発見が可能であることが医師会型乳癌検診においても確認された。しかしながら、MMG 併用検診の要精検率がきわめて高かったことは、MMG 読影に関する研修を含めた教育が必要であると思われた。
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