乳がん検診に、マンモグラフィを併用(以下、SMG 検診)する自治体が増加してきているが、医師会の取り組み方には地域差が大きい。医師会は行政に対し精度管理を含めた検診法を指導するなど、互いに緊密に連携することにより有効な検診が行える。大阪府におけるSMG検診導入は未だ進まず、その原因究明のため医師会と行政の連携について調査した。大阪府下42自治体の保健センターに対し、SMG 検診導入について地区医師会との話し合い、などについてアンケート方式にて調査した。有効回答35自治体での結果、平成13年度には、10自治体(29%)でSMG 検診が行われている。しかし、この10自治体で、医師会がSMG 検診に参加しているのは0、精度管理について行政との話し合いをしたのも0であった。さらに、将来SMG 検診を予定している10自治体でも、同じ傾向であった。調査の結果、大阪府では医師会と行政の連携がなく、自治体による精度管理がされていず、ガイドラインに沿わないSMG 検診に向かっていることが示された。
今後、大阪府における正しいSMG 検診を推進するためには、マンモグラフィ講習会受講医数が全国でも多数の130名もおり、この医師を中心とした開業医の検診への積極的参加、および成人病指導管理協議会乳がん部会の機能の活性化が必須であることが示唆された。
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