東京都職員乳癌検診を対象として、年度別の検診方法と癌発見率、要精検率の比較を行った。対象の約75%は前年度と同じ集団で、検診は逐年で行われた。
1989年度から1999年度までの11年間の総検診者数は延べ18,879人であり、乳癌は41人に発見された。検診方法は、89、90年度は視触診、91、92年度は45歳以上にdigital mammo radiography(DMR)を内外斜位方向撮影(1R)、93年度から95年度はスクリーン/フィルム・マンモグラフィ(SMG)1Rを併用し、96年度からは50歳以上にSMG 頭尾および内外斜位方向撮影(2R)と50歳未満には超音波検査を併用した。
癌発見率は、視触診のときは0.1%、45歳以上にDMRまたはSMG1Rを併用すると0.25%、50歳以上にSMG2Rと50歳未満に超音波を併用すると0.23%に向上した。要精検率は、視触診のみでは18.2%であり、45歳以上のDMR1R追加では12.6%、SMG1Rでは10.3%、50歳以上にSMG2Rと50歳未満には超音波検診を施行した方法では5.5%に減少した。
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