40歳代に視触診とマンモグラフィの併用検診(以下,併用検診)を導入する際に,検診間隔は隔年で適切であるかを検討した。
平成8年度から12年度に宮城県対がん協会では,視触診単独もしくは併用検診(MLO一方向)を,逐年もしくは隔年で行っていた。40歳代の検診発見乳癌87名と50〜69歳の検診発見乳癌196名について,検診前歴と早期乳癌比率を調査した。
40歳代と50〜69歳の併用検診発見乳癌は,それぞれ25例と117例であった。併用検診の繰返し受診者の早期乳癌比率は,40歳代では1年前受診2例,2年前受診3例ともに100%であったが,50〜69歳での1年前受診8例,2年前受診13例では,それぞれ88%,77%であった。1年前併用検診を受け,発見時は視触診であった症例が40歳代では4例,50〜69歳では6例認められた。視触診で発見された症例と中間期乳癌を併用検診の偽陰性と仮定すると,隔年併用検診の感度は40歳代で81%,50〜69歳で90%と推測された。40歳代の偽陰性例は,すべて不均一高濃度,高濃度の乳房構成であった。
40歳代の併用検診の検診間隔は,隔年では不適切な可能性があり,併用検診の間の年に視触診を行うことや,乳腺実質の量に応じた検診方法の選択(検診の個別化)を考慮する必要があると思われた。
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