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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

マンモグラフィ併用検診の精度管理の現状と改善策(1)

がん検診精度管理のためのコンピュータシステムの開発

大森  芳 1)

大内 憲明 2)

辻  一郎 1)

東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野 1)
東北大学大学院医学系研究科腫瘍外科学分野 2)


 がん検診の精度をめぐる地域格差の要因を明らかにし,質の管理と改善を図るためのコンピュータシステムを開発した。われわれは「がん検診の精度管理のためのコンピュータシステム開発委員会」を設置し,以下のようなシステム設計を行った。1)各市区町村・検診機関は性・年齢階級別の対象者数,受診者数等の入力を行う。これをもとに診断精度に関する7つの指標(受診率,がん発見率,要精検率,精検受診率,人口に対する受診者の
割合,前回未受診者構成比,陽性反応適中度)を算出する。データは各都道府県単位・全国単位で集計され,7つの指標をめぐる地域間の比較を容易に行うことができる。2)地域間格差の要因を検討するため,検診実施体制を自己評価する際のチェックリストを作成した。自己評価の達成度は,各都道府県平均と比較検討ができるレーダーチャートで示され,関係各機関の検診実施体制の努力目標が明らかになる。これにより,検診精度に関わる情報の標準化や比較検討が容易となり,関係機関や地域間の格差の改善を通じて,がん検診事業の質の管理と改善に資することが期待される。


Key words : がん検診,精度管理,コンピュータシステム,データ管理

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