茨城県では超音波を用いた乳癌検診を開始するにあたり,2001年1月および3月に超音波検診従事希望者に対して2日間の講習会を2回行った。その講習会の講習効果を知るためにビデオを用いた動画による2種類のテストを講習の前後に行った。
対象は医師69名,技師57名,計126名である。テスト1は病変の検出能を調べるためにある範囲のスキャンの中に乳癌が含まれていたかどうかを問うもので,6題出題した。テスト2は病変に対する評価能を調べるためのもので,病変部のスキャンを見てそのカテゴリー判定を答えるもので,あらかじめ講師の合議で決定したカテゴリーを正答とした。
テスト1,2ともに成績に経験による差が見られなかった。またテスト1は講習前後で改善が認められず,テスト方法に問題があるか,講習の仕方に問題があるか,あるいは短い講習では検出能の向上は望めない可能性があった。テスト2は講習後に改善し,講習により病変に対して共通のカテゴリー判定を教え,それを用いることが可能と考えられた。
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