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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

検診における視・触診の意義(6)

鹿児島県におけるマンモグラフィ併用集団検診

―検診における視触診の意義:MMG単独検診の可能性―

喜島 祐子 1)

大脇 哲洋 1)

吉中 平次 1,2)

愛甲  孝 1)

金子 洋一 2)

鹿児島大学医学部第1外科 1)
鹿児島県成人病検診管理指導協議会乳がん部会 2)


 鹿児島県でのマンモグラフィ併用乳癌検診の結果を人的労力・経済効果の面からも検討した。40歳以上の女性にマンモグラフィ併用検診を導入した平成12,13年度の癌発見率は0.16%,0.18%と高率であった。年代別にみると,マンモグラフィ併用検診は40歳代においても有用であり,早期発見に寄与していた。
 平成13年度の結果を用いて,乳癌患者1名を発見するために要した費用を概算すると,マンモグラフィ検診では1,461,432円であった。同様にマンモグラフィ偽陰性例を発見するのに要した金額は1名あたり15,249,950円であった。さらに,視触診を行うために派遣された医師ののべ人数は340人に及んだ。マンモグラフィ単独検診のモデル事業では1,945人から3人の癌が発見された(癌発見率0.15%)。
 人的労力・経済効率・受診率向上などの面で,マンモグラフィ単独検診の可能性が示唆された。


Key words : 乳癌集団検診,マンモグラフィ併用検診,視触診

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