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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――トピックス

乳癌検診の有効性に関する欧米の論争

―それをどう考えるか―

辻  一郎 1)

坪野 吉孝 1)

大内 憲明 2)

東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野 1)
東北大学大学院医学系研究科腫瘍外科学分野 2)


 デンマークの研究者Olsen&Gφtzscheが,乳癌検診の有効性に関するメタアナリシス結果を2001年10月20日にCochraneLibraryとLancetに報告した。その報告は,彼ら自身がLancet2000年1月8日号に掲載した論文をさらに補強するものであり,その後の反響も大きかった。本稿では,Olsen&Gφtzscheの2001年論文を要約するとともに,その後の論争で新たに出されてきたデータや理論を紹介する。さらに2002年には乳癌検診に関するガイドラインが世界各地で改訂された。ここでは米国予防医学サービス特別委員会と米国立がん研究所Physician Data Queryという2つの独立したガイドラインについて,それぞれの検討過程と改訂版の特徴を提示する。これらをもとにわが国として教訓とすべ
きことを論じる。


Key words : 乳癌検診,効果評価,無作為割付比較試験(RCT),メタアナリシス

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