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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

マンモグラフィ併用検診の有効性と問題点(1)

横浜市におけるマンモグラフィ併用乳癌検診の成績

郷地  英二 1) 福田  護 2) 中島 康雄 3) 八十島 唯一 4)
久保内 光一 4) 萩原  明 5)    

聖隷横浜病院外科 1)
聖マリアンナ医科大学乳腺内分泌外科 2),同放射線科 3)
横浜市医師会 4)
神奈川県予防医学協会 5)


 【目的】 横浜市では平成13年10月よりマンモグラフィ併用検診を開始した。平成15年3月31日までの受診者は18,417人である。今回われわれはこの検診成績を報告する。
 【対象と方法】 満50歳以上の偶数年齢の女性を対象に,触診とマンモグラフィ(内外斜位像一方向)を併用した。視触診を先行し,視触診で異常所見を認める場合は検診マンモグラフィを撮らずに医療へ移行することとした。マンモグラフィの読影は二重読影とした。
 【結果】 検診における要精検率は12.6%,乳癌発見率は0.28%であった。要精検率・再撮率は平成13年度後期に比し,平成14年度は低下していた。乳癌が発見された53例のうち,視触診で異常なしとされていた例は17/53例(32.1%),一次読影で良性とされていた例が11/53例(20.8%)あった。
 【考察】 視触診で異常がない受診者から乳癌が17例見つかっており,マンモグラフィ併用検診の有用性が示された。二次読影で乳癌の20.8%が発見され,二重読影が有用であった。経時的に検討すると,乳癌発見率が変わらないのに比し,要精検率・再撮率が減り,検診の質が向上したと考えられた。


Key words : 乳癌,乳癌検診,マンモグラフィ,マンモグラフィ併用検診

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