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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

マンモグラフィ併用検診の有効性と問題点(6)

受診歴別の発見率から見た乳癌検診の精度管理

大貫 幸二 1,2) 石田 孝宣 1,2) 武田 元博 1,2) 椎葉 健一 2)
松野 正紀   2) 川名  聡   2) 菊地 敦子   2) 渋谷 大助 2)
大内 憲明 1,2)      

東北大学大学院腫瘍外科 1)
宮城県対がん協会 2)


 乳癌検診を行うに際しては精度管理が必須である。検診のアウトカムの指標として,乳癌発見率が有用であるかにつき検討した。
 対象は,平成11年から14年の宮城県対がん協会における50〜69歳の受診者延べ37,758名。受診歴別に検診成績を把握し,宮城県がん登録における罹患率と比較した。
 マンモグラフィ併用検診の初回受診者における乳癌発見率は0.31%,隔年受診者の乳癌発見率は0.17%であった。隔年受診発見乳癌数を2年間の罹患予想数で割ると94.3%となり,これは,以前報告した本検診の感度95.0%とほぼ同程度であった。
 繰り返し受診者においては,乳癌発見率から検診の感度推定が可能である。発見率や早期乳癌比率を,初回受診者と繰り返し受診者に分けて検討することが,その検診の精度を評価する上で重要であると考える。


Key words : 乳癌検診,精度管理,発見率,感度,マンモグラフィ

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