乳癌検診を行うに際しては精度管理が必須である。検診のアウトカムの指標として,乳癌発見率が有用であるかにつき検討した。
対象は,平成11年から14年の宮城県対がん協会における50〜69歳の受診者延べ37,758名。受診歴別に検診成績を把握し,宮城県がん登録における罹患率と比較した。
マンモグラフィ併用検診の初回受診者における乳癌発見率は0.31%,隔年受診者の乳癌発見率は0.17%であった。隔年受診発見乳癌数を2年間の罹患予想数で割ると94.3%となり,これは,以前報告した本検診の感度95.0%とほぼ同程度であった。
繰り返し受診者においては,乳癌発見率から検診の感度推定が可能である。発見率や早期乳癌比率を,初回受診者と繰り返し受診者に分けて検討することが,その検診の精度を評価する上で重要であると考える。
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