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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

乳癌検診におけるマンモグラフィ非検出癌と超音波非検出癌の検討

山崎 美樹 1) 那須  繁 2) 山崎 昌典 2) 田中  勇2)
野村 純恵 2) 森寿  治 2) 古賀   淳 2)  
医療法人財団博愛会
人間ドックセンターウェルネス 1)
博愛会病院 2)

 マンモグラフィ(MMG)と超音波検査(US)を併用した乳癌検診において,両側乳癌2例を含む87症例の乳癌が発見され,うちMMG で検出できなかった20例,US にて検出できなかった13例について検討した。MMG 非検出20例中11例は精検時のMMG でもまったく描出できず,描出できた9例中3例も病変部位をスポット撮影することにより,ようやく描出できたもので,検診時のMMG での検出は困難と考えられた。残りの6例は,ポジショニングや充分な圧迫に注意することにより,検診時のMMG でも検出可能であったと考えられた。一方,精検時US が実施されなかった1例を除く,US 非検出12例中5例は精検時のUS でもまったく描出できず,描出できた7例中5例も病変部位を把握した上で走査することにより,ようやく高輝度点状エコーを検出できた非浸潤癌ないし一部のみ浸潤した乳頭腺管癌症例で,検診時のUS での検出は困難と考えられた。残りの2例は検診時のUS でも検出可能と考えられた腫瘤を呈した浸潤癌症例であった。
 以上の結果から,検診時MMG にて検出困難と考えられた症例は14例(全発見癌病変の16.1%),検診時にUS にて検出困難と考えられた症例は10例(同11.5%)であった。


Key words : 乳癌検診,マンモグラフィ,超音波検査

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