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| ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原 著
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50歳未満受診群に対する手動超音波併用検診について |
| 土屋 十次 1) |
浅野 雅嘉 1) |
立花 進 1) |
川越 肇 1) |
| 熊澤 伊和生 1) |
名和 正人 1) |
右納 隆 2) |
下川 邦泰 3) |
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| 揖斐総合病院外科 1)
揖斐総合病院臨床病理部 2)
岐阜大学医学部臨床医学講座 3) |
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15年間のUS 併用検診において,集検例は50歳未満の群でも50歳以上の群と同様に,外来例に比して有意に良好な累積生存率を示した。また,集検例の50歳未満と50歳以上で見ると,乳癌発見率,感度,特異度はほぼ同率であるが,50歳未満では50歳以上に比して,要精検率,有自覚症状率が有意に高く,陽性予知度が有意に低かった。
集検例は外来例に比して有意に腫瘤非触知が多く,有意に小腫瘤径で,n 因子,tnm 病期が有意に早期を示した。組織型については,集検例は外来例に比して非浸潤癌症例が有意に多いものの,浸潤性乳管癌と非浸潤癌組織亜型の比率で有意差を認めなかった。これらの結果から,US 併用検診が良好な生存率を示すのは乳癌を早期に検出するためであり,悪性度の低い乳癌ばかり検出しているからではないことが示唆された。
US 併用検診ではUS 所見のみで検出された非触知乳癌症例が26.6%を占めていた。50歳未満はその乳腺の硬さから非触知乳癌症例が30.2%を占め50歳以上に比して多く,その69.2%が浸潤癌症例であった。視触診検診のみの検診ではこれらはすべて見落とし例となるので,厚生労働省が推奨する乳房撮影併用検診において視触診検診のみの対応とされている50歳未満の若年受診群に対して,安全で有効なUS 併用検診を導入することを提言する。
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| Key words : 乳癌検診,超音波検査,累積生存率,非浸潤性乳癌,非触知乳癌 |