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| ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム
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微細石灰化像の基礎と臨床(1) |
微細石灰化
――放射光画像と通常のX線画像との対比―― |
| 今村 惠子 1) |
印牧 義英 1) |
岡本 譲二 2) |
前田 一郎 3) |
| 江原 範重 1) |
稲田 陽一 4) |
宮本 圭子 2) |
緒方 春樹 2) |
| 中島 康雄 1) |
福田 護 2) |
梅谷 啓二 5) |
上杉 健太朗 5) |
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| 聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 1),同乳腺外科学教室 2),同病理学教室 3),
同生理学教室(物理学部門) 4)
(財)高輝度光科学研究センター 5) |
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マンモグラム上観察される石灰化の形態が常に単独の石灰化粒の形態を反映しているものとは限らず,近接した石灰化粒の分布状態を写し出している可能性がかねてから指摘されており,詳細に観察すべく放射光イメージングを応用した。
病理ブロック標本を対象として放射光イメージング(SPring−8)と臨床用マンモグラフィ装置による画像にて石灰化像を比較検討した。放射光画像ではRMI156型ファントム内の最小の小片群(直径160ミクロン)すべてを検出でき,個々の形態も明瞭に描出されたが,臨床X線画像でこの群を認識できることは非常に稀である。また,病理ブロック標本では放射光画像にて最小24ミクロンの石灰化を認識でき,臨床X線画像にて単独の石灰化として観察できたものは直径170〜190ミクロン以上であることがわかった。その結果,臨床X線画像上,形態が「淡く不明瞭」もしくは「多形性不均一」と分類された石灰化の過半数は複雑の微細な石灰化粒から構成され,悪性病変でこの割合が高かった。
放射光画像では検出能が向上しただけではなく,石灰化粒個々の形態が鮮明に可視化され,病理組織像との対比により石灰化の成因を推測する方向で進展が期待される。
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| Key words : マンモグラフィ,放射光画像,石灰化 |