[背景と目的]
マンモグラフィで微細石灰化のみを呈する乳癌(以下MC癌)の乳管内セ成分はcomedo type(C)とnon−comedo type(N.C)があり,それぞれの臨床的な意義と治療成績が異なることがある。今回,両者の診断と治療法について検討した。
[対処と方法]
1)MC癌(102例)の石灰化の所見から乳管内成分の推測。
2)浸潤とリンパ節転移の有無。
3)石灰化進展径と組織学的進展径の相関。
4)温存手術成績。
[結果] C typeは形態ではlinear/branching:77%,pleomorphic:33%。分布はgrouped:32%,segmental:53%,linear/branchingでsegmentalなら92%。C typeは51%浸潤癌で,そのうち23%にリンパ節転移を認めたが,N.C typeはそれぞれ19%,9%。石灰化進展径と組織学的進展径の相関係数はC type:0.9,N.C type:0.6。石灰化進展径25mm以下での温存成功率はC type:85%,N.C type:70%。
[結語] 石灰化の所見から乳管内成分と乳管内進展の程度が予測でき,温存手術の適応も検討することが可能で,C typeの可能性があれば積極的な確定診断が必要である。
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