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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 原  著

腫瘤性病変のカテゴリー分類におけるスポット撮影の影響

田中   勇 1) 野村 純恵 1) 畑田 俊和 2) 村上 典子 2)
豊永 真紀子 3) 東田 善治 4)    

博愛会病院放射線科 1)
北九州市立医療センター放射線科 2)
国立病院九州がんセンター放射線部 3)
九州大学医学部保健学科放射線技術科学専攻 4)


 目的:マンモグラフィにおける通常撮影とスポット撮影のX線所見の違いが,カテゴリー分類に与える影響について検討した。
 方法:対象は,病理で乳癌が確定した70症例であり,それぞれMLO,CC,スポット撮影を行っている。内訳は腫瘤44例,微小石灰化12例,腫瘤と石灰化9例,構築の乱れ5例である。マンモグラフィ撮影有資格の4名の放射線技師がこれらの画像をMLO,MLO+CC,MLO+CCにスポット画像を加えて読影し,5段階のカテゴリー分類を行った。3種類の画像読影によるカテゴリー分類の変化を比較し,CC画像,スポット画像を加えることによるカテゴリー分類への影響を検討した。
 結果:微小石灰化,石灰化を含む腫瘤,構築の乱れについては,3種類の画像によるカテゴリー分類の違いは少なかった。しかし,腫瘤性病変ではスポット画像を加えることでより高いカテゴリー分類となり,癌の確信度が高まった。
 結論:スポット画像は,腫瘤性病変のカテゴリー分類に影響を与えると結論づけられる。

Key words : マンモグラフィ,カテゴリー分類,スポット撮影

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