――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

マンモグラフィの精度管理の工夫――より良い画像を目指して(1)

画質管理も考慮した医師会・読影専門医・撮影技師による読影システムの試み

羽柴  厚1,4)

石田 一樹1)

小山  信1)

浮田 俊彦1)

前川 信政1)

村  俊成1)

川島 博子2)

津川浩一郎3)

三輪 晃一3)

金沢市医師会1)

金沢市医師会1)
金沢大学医学部放射線科2)
金沢大学医学部がん局所制御学3)
羽柴クリニック4)


 金沢市では平成13 年度よりマンモグラフィ併用検診を開始しているが、厚労省の新しいガイドラインに沿った検診や受診率を目指すには読影医および撮影技師の確保が重要である。撮影数の増加により読影医のみならず良好な画質を確保するためにも撮影技師の養成もまた急がれる。当会ではこれまで検診方式(分離併用B変法)・読影方式(2次+レフリー判定)などを報告してきたが、今回画質向上を目指し、二次読影を読影医+技師として医師、技師が協力して画質管理にも配慮した読影会を行った。B判定以上の医師11 名と技師18 名を委嘱し、医師+技師をペア指名して読影会を開催した。さらに指導的技師2名をオブザーバーに、また最終判定医としてレフリー1名を委嘱した。検診数はこの3年間942,1,224,2,206 件と急速に増加し、今年度の対象年齢(40,42,44,46,48,50,55,60歳)で4,000 件以上と予想、ガイドライン通りで受診率を30 %とすると、今後は1万件を超えることも推定されている。医師は読影所見を、技師は撮影条件について検討した。オブザーバーは画質評価を、レフリーは最終判定を行った。画質に問題があればイエローカードにチェックし、撮影機関に送付した。検討会には検診参加かかりつけ医や資格を目指す医師や技師の参加も促した。良い画像が良い読影や検診普及に欠かせないと考え、医師会としてマンパワーの養成に努めている。


Key words : マンモグラフィ併用検診、画質管理、精度管理、医師会型検診、読影システム




第14巻第1号の目次へ

学会誌バックナンバーへ