――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

マンモグラフィの精度管理の工夫――より良い画像を目指して(2)

日常業務における技師個人別のポジショニング評価

大貫 幸二1,3)

鈴木 昭彦2,3)

鈴木 聡長3)

長谷川圭三3)

大山 勝彦3)

石田 孝宣2,3)

武田 元博2,3)

松野 正紀3)

大内 憲明2,3)

渋谷 大助3)

岩手県立中央病院乳腺外科1)
東北大学腫瘍外科2)
宮城県対がん協会3)


  精度の高い乳癌検診は質の高いマンモグラフィが必須である。マンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)の施設画像評価に合格していても、日常業務において読影に適した画像を安定して撮影しているとは限らない。宮城県対がん協会において、技師20 人のポジショニングを各自5症例ずつ評価した。評価は左右の対称性、乳頭の側面性、大胸筋、乳腺後隙、乳房下部、乳腺組織の伸展性の6項目を各4点ずつ、計24 点で行った。20 名の技師の平均点は19.6 点で、22.0 点から16.2 点の間に分布していた。精中委の技術講習会で評価A、評価B−1と認定された技師の平均点はそれぞれ20.8、20.3 点で、評価Cの技師の平均点18.5 点とは有意差があった(p=0.011,0.035)。評価結果をフィードバックした群としなかった群に分けると、した群の平均点は20.1 点から20.6 点に増加したのに対して、しなかった群の平均点は19.5 点から変化がなかった。フィードバック後は、した群がしなかった群に対して有意に点数が高値だった(p<0.01)。日常的に継続して個人評価を行うことにより、施設全体として撮影技術の向上が可能であると考えられる。


Key words : 乳癌検診、マンモグラフィ、精度管理、ポジショニング




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