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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

乳がん検診の現状と課題(6)

横浜市におけるマンモグラフィ併用乳がん検診の現状と課題

久保内 光一1,2)

福田 護2)

八十島 唯一2)

土井 卓子2)

郷地 英二2)

萩原 明2)

 

 

よこはま乳腺と胃腸の病院1)
横浜市マンモグラフィ併用乳がん検診総合判定委員会2)


 横浜市では平成13年10月より50歳以上偶数歳を対象に,MMG(MLO一方向)併用検診を開始し,平成15年度末現在受診者総数33,642名,乳癌発見症例89例,乳癌発見率0.26%であった。視触診→MMG施設での一次読影→評価Aの医師による二次読影のシステムで判定し,初期にはいずれかの異常で要精検としたため,平成13年後期の要精検率は19.1%と高かった。その後,一次読影と二次読影で評価が異なった場合に二次読影会場で合議による修正を行う方法をとり,平成14年度9.8%,平成15年度6.9%と要精検率を低下できた。乳癌発見率は,平成13年度0.25%,平成14年度0.32%,平成15年度0.22%であるが,平成15年度は追跡途中であり,必ずしも要精検率の低下が乳癌発見率を悪くしていない。また発見乳癌のうち,Stage0の非浸潤癌31.9%,Stage1の早期癌44.4%,あわせて76.3%が早期・超早期であり,受診者の乳癌死減少に貢献し得る結果が得られた。検診の3年間にMMG施設への指導や機器の更新などの進歩はあるが,認定施設は21.6%と少なく,精検の精度管理等には手が回らない。平成17年度からは40歳台隔年にMMG(MLO,CC二方向撮影)併用検診が計画され,受診者増加に伴う読影医の確保や読影方法の検討等,問題点を述べたい。


Key words : 横浜市,乳がん検診,マンモグラフィ併用検診,精度管理

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