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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――シンポジウム

乳がん検診の現状と課題(7)

要精検者に対する精度管理

斎藤 千晴1)

大貫 幸二1,2)

高橋 久子1)

針生 一恵1)

鈴木 昭彦1,3)

松野 正紀1,4)

大内 憲明1,3)

渋谷 大助1)

(財)宮城県対がん協会がん検診センター1)
岩手県立中央病院乳腺外科2)
東北大学大学院腫瘍外科3)
東北大学大学院消化器外科4)


 当方では昭和52年から乳がん検診を実施している。以来,平成14年度まで精検受診率は常に98%以上という高率を保っている。当協会における要精検者に対する精度管理について検討した。
 平成14年度の住民検診受診者47,761名について,要精検率,精検受診率を算出し,精検結果の把握,精検未受診者に対する勧奨経過について解析を加えた。
 検診は同時併用A方式で実施している。要精検者は3,892名(8.1%)であった。検診会場で一次検診に引き続き精検を実施しているため,その時点では精検受診率は100%である。検診会場以降に専門医療機関へ紹介されたのは733名,マンモグラフィのダブルチェックで要精検該当は455名,1〜6ヶ月以降の経過観察予定者が141名であった。
 紹介医療機関や実施主体と連携をとり,結果の把握,受診勧奨をした結果,検診会場以降の要精検者1,329名中1,322名(99.5%)の受診を確認した。検診会場以降の要精検者の未受診の理由として,7名中3名が以前から同じ病変を指摘されていたこと,2名が多忙であることをあげていた。
 精検受診率が高い理由として,一次検診に引き続いての精検,同時併用A方式である,検診直後の医師による結果説明および看護職による指導,検診前オリエンテーション,紹介施設への結果追跡,実施主体と連携した未受診者に対する勧奨,などが考えられた。


Key words : 乳がん検診,マンモグラフィ,精度管理,精検受診率,受診者心理

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