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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 症例報告

びまん性の微細線状石灰化を呈した乳癌の1例

池田 文広1)

横江 隆夫1)

岡野 孝雄1)

棚橋 美文1)

飯野 佑一2)

森下 靖雄3)

渋川総合病院外科1)
群馬大学大学院臓器病態救急学2)
同臓器病態外科学3)


 マンモグラフィ(MMG)で,微細石灰化が片側乳腺全体にびまん性に分布した乳癌の1例を経験した。症例は55歳の女性。左乳房のA領域に境界不明瞭,弾性硬の硬結がみられた。MMGで腫瘤陰影はみられなかったが,多形性,微細線状の石灰化が左乳腺全体にびまん性に分布し,悪性が疑われた。超音波検査では明らかな腫瘤像はなかった。Coreneedle biopyによる診断は浸潤性乳管癌であった。手術は左乳癌(T3N0M0,stageIIB)の診断で,胸筋温存乳房切除術を施行した。病理診断は広範な乳管内進展を伴った乳管内優位の浸潤性乳管癌(WHO分類),腋窩リンパ節に転移はなく,ER,PgRは陰性であった。


Key words : マンモグラフィ,微細石灰化

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